出版社内容情報
反啓蒙主義としてのロマン主義的な天使描写から、リルケ、クレー、ベンヤミンの実存的な天使まで、〈天への憧れ〉の変容をあとづける
内容説明
啓蒙主義的理性に対する反抗としての天使像から神なき時代の実存的天使まで、天使描写の変遷とその意味を明らかにする。
目次
ラファエロの出現
反権力的情動としての熱狂
心情と官能における天空
精神世界の回帰
新たなものの歴史哲学
形像への欲求、天使
世界時間の絵画、ルンゲ
クライストにおける天使、蜂起
見ることの痛み
キリスト教世界、あるいは新しいヨーロッパ〔ほか〕
著者等紹介
アーペル,フリートマル[アーペル,フリートマル][Apel,Friedmar]
1948年に生まれる。ベルリン自由大学で独文学、英文学、比較文学などを学び、パーダーボルン大学やレーゲンスブルク大学での教鞭を経て、2000年以降はビーレフェルト大学教授として比較文学を講じている
林捷[ハヤシショウ]
1944年、名古屋市に生まれる。名古屋大学大学院独語独文学修士課程修了。専攻:独文学(象徴・形象研究)。福井大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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