叢書・ウニベルシタス
虚構と想像力―文学の人間学

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  • サイズ B6判/ページ数 580p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588007941
  • NDC分類 904
  • Cコード C1390

内容説明

様々なメディアが文明化の過程でその意義を増すなかで文学に残された意味機能を探る。独自の「文学の人間学」の視点から想像力や虚構的なもの等々についての思考の変遷を仙り、文学の虚構性が想像上のものを活性化し、文学作品を可能にするメカニズムを解明する。

目次

1 虚構化する行為
2 文学の虚構性のパラダイムとしてのルネッサンス牧歌文学
3 哲学的言説において主題化された虚構
4 想像上のもの
5 テクスト・ゲーム
6 エピローグ

著者等紹介

イーザー,ヴォルフガング[イーザー,ヴォルフガング][Iser,Wolfgang]
1926年生まれ。ドイツのコンスタンツ大学の英文学・比較文学の教授。カリフォルニア大学でも講座をもつ。ハンス・ローベルト・ヤウスとともに、現象学、プラハ言語サークル、解釈学の影響を受け、読者あるいは読書行為に焦点を当てた受容理論、読者反応批評を展開するコンスタンツ学派を形成。現代ドイツを代表する文学批評理論家

日中鎮朗[ニッチュウシズオ]
法政大学教授。専攻:ドイツ現代文学、比較文学、文学理論

木下直也[キノシタナオヤ]
成城大学教授。専攻:ドイツ近現代の文学・芸術

越谷直也[コシタニナオヤ]
宮崎産業経営大学教授。専攻:ドイツ古典主義の文学・思想

市川伸二[イチカワシンジ]
東京工業大学教授。専攻:ドイツ近現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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