出版社内容情報
一貫した美学イデオロギー批判をド・マンの中心的命題としてとらえ,その方法の核をなす「修辞的精読の主張」を読み取りつつド・マンの今日的な意義を再評価する。
内容説明
「美学イデオロギー」批判をド・マンの中心的命題として捉え、方法の核をなす「修辞的精読の主張」を読み取る。
目次
1 幻滅のアレゴリー―ド・マンの初期の論文の詩と政治
2 ド・マンとロマン主義イデオロギー批判
3 脱構築と哲学―分析的意味
4 美学イデオロギーと読みの論理―ミラーとド・マン
5 反新プラグマティズム―法、脱構築、理論の利害
6 「永遠性の誘惑」読みと歴史
7 あとがき―『夜』のためのド・マンの初期の著作
著者等紹介
ノリス,クリストファー[ノリス,クリストファー][Norris,Christopher]
1947年ロンドンに生まれ、1970年ロンドン大学卒。1975年同大学より博士号を得る。ウェールズ科学工科大学英文学講師を経て、現在同大学哲学教授。哲学、文学理論についての著書が多数ある。現在の研究分野は、科学哲学、哲学的意味論
時実早苗[トキザネサナエ]
1973年東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了、1995年筑波大学文学博士。千葉大学文学部教授。専門はアメリカ文学、文学理論
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