出版社内容情報
人間が火を支配し,その結果として火に支配されるというパラドックスを文明史的観点から描き,エリアス〈文明化の理論〉を援用しつつ「火の社会学」樹立をめざす。
内容説明
火を支配し、火に支配される人間!文明史的観点から火の社会学の樹立をめざす。
目次
序論 文明化の過程と火の支配
第1章 火の原初的慣用化
第2章 農業以前における火の使用の影響
第3章 火と農業化
第4章 定住した農業社会における火
第5章 古代イスラエルにおける火
第6章 古代ギリシャ・ローマにおける火
第7章 産業化以前の火―ヨーロッパ
第8章 産業時代における火
第9章 異なったレベルの火の支配