出版社内容情報
フランスを代表する歴史家が現代詩の高峰に屹立する詩人に魅せられて,その謎にみちた世界に挑み,作品の詳細かつ体系的な注解を通して詩人の全体像を浮彫にする。
内容説明
フランスを代表する歴史家が現代詩の高峰に屹立する詩人ルネ・シャールに魅せられてその謎にみちた世界に挑み、作品の詳細かつ体系的な注解を通して詩人の全体像に迫る。美と思想の両面から現代において詩とは何かを問う稀有の詩人論。
目次
反逆者
私はなにに運命づけられているか
私の暗い幼年時代
開いた傷のうえに眠る偉大さ
シュルレアリスム体験
党派の心
私は入る、恩寵を知るにせよ知らないにせよ
殉教者のピラミッドが地上につきまとう
夜と忘我
五つの偉大な詩〔ほか〕