叢書・ウニベルシタス<br> シオラン―あるいは最後の人間

叢書・ウニベルシタス
シオラン―あるいは最後の人間

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  • サイズ B6判/ページ数 202p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588005930
  • NDC分類 139
  • Cコード C1310

出版社内容情報

既存の思想・神学体系と対決したシオランの主要テーマ??神秘主義,仏教,歴史,音楽,言語??の中核に〈グノーシス〉の思想を探り,その思想の全体像に迫る。

内容説明

歴史と永遠からの形而上的亡命者として既存の思想・神学体系と対決しつづけた異色の表現者―シオランの作品における神秘主義、仏教、歴史、音楽、言語等主要テーマの中核に「グノーシス」の思想を探り当て、その基本的見取図を示す。

目次

第1部 亡命者あるいは時間への失墜(歴史と永遠からの亡命者;歴史あるいは終末への熱狂;形而上的亡命者―グノーシス者;言葉への亡命者;懐疑論あるいは世世界への疎遠性)
第2部 神秘と知恵あるいは時間からの失墜(否定神学;認識の源泉としての眩暈;仏教と覚醒;音楽あるいは見出された楽園)
第3部 作家の逆説あるいは再び見出された時(実存の誘惑―軽薄擁護;脱眩惑化のために書く―不毛性の規律)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クラウド

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シオランと同時代を生きた人による解説書、巻末には対談も掲載されている。 彼の言葉を引きながら思想の泉源を辿ることができる。グノーシス的であり、仏教的でもある。絶望と失墜、解放に塗れた彼の思想を食べやすく、咀嚼できる一冊となっている。2023/10/30

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