出版社内容情報
言語の優越性を排し図像を重視する視点から,〈ポスト・モダニズム〉文化総体の意味作用のシステム,その変動過程,社会諸階級の自己同一性の問題を鋭く考察する。
内容説明
言語の優越性を排し、図像を重視する視点から、「ポスト・モダニズム」文化の意味作用のシステム、その変動過程、社会諸階級の自己同一性の構造化や解体との関連を考察。フーコー、ハーバーマス、リオタール、ブルデューらの理論を再検討、ヘゲモニー理論の地平を超える。
目次
第1章 ポスト・モダニズム―社会学的理解を求めて
第2章 系譜学と身体―フーコー、ドゥルーズ、ニーチェ
第3章 ポスト・モダニティと欲望
第4章 コミュニケーション的合理性と欲望
第5章 モダニティかモダニズムか?―ウェーバーと現代の社会理論
第6章 批判理論とポスト・モダニズム文化―アウラの喪失
第7章 言説か図像か?―「意味作用の体制」としてのポスト・モダニズム
第8章 モダニズムとブルジョア・アイデンティティ―パリ、ウィーン、ベルリン
第9章 ピエール・ブルデューの著作における近代化とポスト近代化
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