出版社内容情報
古今の作家の思考のドラマを甦らせ,文学作品が思考過程を投影.表象.表出する方法を探りつつ,思考の図象=かたちとして文学作品を捉え直す哲学的文学論の試み。
内容説明
セルヴァンテス、ミルトン、ヴィーコ、スターン、ゲーテ、コウルリッジ、スティーヴンズなど古今の作家の思考のドラマを甦らせ、文学作品が思考過程を投影・表象・表出する方法を探りつつ、思考の図像=かたちとしての文学を捉えなおす。
目次
第1部 思考の表象化(思考の図像学;思考の図像学の二つの枠;英国ルネッサンスにおける機知の錯乱;立って待つ、旅する光)
第2部 表象的思考(アレゴリー的秘密、格言的不明瞭さ;ルネッサンス詩学における予言の言語ゲーム;虚言の父;『ディピントゥーラ』 ほか)