出版社内容情報
「映画と欲望」「精神分析と記号論」を収録。70年代ドゥルーズ/ガタリの起源としての,ガタリの革新的な思考。諸学・諸領域を横断する〈唯物論的記号論〉を構築。
内容説明
70年代ドゥルーズ/ガタリの起源としての、ガタリの革新的な思考、諸学・諸領域を横断する「唯物論的記号論」の構築を試みる。独自の「映画論」を付す。
目次
第1章 映画と欲望(マイナー芸術としての映画;欲望する映画機械;精神分析と映画)
第2章 精神分析と記号論(欲望のミクロ政治学にむかって;価値、貨幣、象徴;一貫性の次元;図表的意識;強度の冗長性、表現の冗長性;主体なき行為;機械的諸命題;具象的機械)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nzmnzm
3
『分子革命』の邦訳版に収録されなかった論文を集めたもの。ドゥルーズとの共著で頻出する概念群を理解するのに役立つだろう。また、ガタリにとっての映画の位置づけを簡単に把握することができた。短い論考が多く読みやすかったのも◎。でも『分子革命』未読なんでそっちも読まなきゃ。2008/10/03
有沢翔治@文芸同人誌配布中
2
ガタリの単著に初挑戦。映画論、領土化・脱領土化・再領土化の話なども。https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51346918.html2012/05/19