出版社内容情報
フッサールの現象学,ハイデッガーの存在論を経て後期思想圏にいたるレヴィナスの思索の各局面を具体的に描き出す論考12篇を収めその哲学の見取図を明確に示す。
内容説明
レヴィナス哲学の見取図。フッサールとハイデッガーを超えて他者の倫理へ。フッサール、ハイデッガーに関する初期の解説、主著の思想の土台を成す「表象」と「志向性」をめぐる批判的な現象学研究、自らの「他者の倫理」を圧縮的に語る後期思想圏の論考など、レヴィナスの思索の各局面を具体的に描き出す12篇を収め、初期から後期までのその哲学の発展を理解することができる。
目次
第1部 フッサールとハイデッガーと共に実存を発見しつつ
第2部 新たな注釈
第3部 約述
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
40
現象学がよくわからないのは、現象を確率的に記述していない点である。 また、言語で記述しているのであれば、言語論の成果を参照しているとわかりやすくなるかもしれない。 科学の体型的な分類に基づいているとよいかもしれない。 最後に「言語と近さ」p318 という節がある。言葉と近さについての現象を記述しているかどうかよくわからなかった。 現象学者による、現象学者のための、現象学という印象を持った。 #説明歌 現象学言語確率分布から導入されるとわかり良いかも2018/12/23