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出版社内容情報
トーマス・マン,ベンヤミン,ブレヒト,カネッティ……転換期における作家・思想家たちの思想と行動を検証しつつ20世紀のドイツおよびドイツ人の全体像を探る。
内容説明
トーマス・マン、ベンヤミン、ブレヒト、カネッティ…ドイツの作家・思想家たちは今世紀の転換期をどう生きたか―同時代人との出会いと交流を回想し、自由をもとめる闘いの苦渋にみちた挫折の体験の検証を通して〈もうひとつのドイツ〉への熱い希望を語る。
目次
1 ドイツにおける旧体制復活の世紀
2 両大戦後のドイツ文学について
3 ふたたび見いだされた時間―日記と回想録
4 バベルの塔―ある一冊の本の成立
5 命名者と改名者
6 ドイツ文学の統一について
7 記念の日々一九九一年
8 今日のドイツの文化を考える
9 フリードリッヒ・シラーと私の生涯
10 ハインリッヒ・ハイネとリヒァルト・フォン・ヴァイツゼッカーを讃える
11 トーマス・マンとドイツを憂うる心
12 希望をもたずに生きようとは思わない―ウィーンでの感謝の講演
13 転換期に語るということ―政治用語について
14 転換期に書くということ
15 今世紀の終りに