叢書・ウニベルシタス
競争社会をこえて―ノー・コンテストの時代

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  • サイズ B6判/ページ数 428,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588004360
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C1336

出版社内容情報

アメリカ心理学会賞受賞 勝利者が敗北者を生み出す現代パワーゲームの非生産的な仕組みの矛盾と誤りを正し,無競争社会に向けて諸制度のリストラを提言。勝利至上の神話を批判・解体する。

内容説明

勝利者が敗北者を生み出す現代パワーゲームの非生産的な仕組みの矛盾と誤りを正し、無競争社会に向けて諸制度のリストラと新プログラムの確立を提言。〈アメリカ心理学会賞〉。

目次

第1章 「ナンバー・ワン」の強迫観念
第2章 競争は避けられないものなのだろうか―「人間性」という神話
第3章 競争はより生産的なものなのだろうか―協働の報酬
第4章 競争はもっと楽しいものなのだろうか―スポーツ、遊び、娯楽について
第5章 競争が人格をかたちづくるのだろうか―心理学的な考察
第6章 相互の対立―対人関係の考察
第7章 汚い手をつかう口実
第8章 女性と競争
第9章 競争をこえて―変化をもたらすためのさまざまな考え方
第10章 ともに学ぶ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

森中信彦

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あるライブラリーでこの本を借りてみた。1994年初版の本で、タイトルに惹かれて読んでみたくなった。「競争に反対すれば、 反アメリカ的だとみなされる」 ような国、アメリカの競争心理や制度を述べながら、その非人間性、誤謬を指摘している。 基本的にはこの著者が述べていることに賛成するが、競争は人々がその弊害や愚かさを認識しても、教育等に協力を推奨してもなくならないだろう。現代の競争の根本原因は資本主義社会であり、そこに視点がない言説はただの理想主義にしかならないだろう。2024/12/06

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