出版社内容情報
仮面をつけたギリシアの神々??アルテミスとゴルゴ??の特性を自己同一性と他者性という視点から考察し,西洋的思考の根源をなすギリシア的叡智のありかを探る。
内容説明
仮面をつけたギリシアの神々、アルテミスとゴルゴの特性を自己同一性と他者性という視点から考察し、超自然的な領域にかかわり、恐怖によって人間を死に直面させるそれらの異様な形態と行動を究明しつつ、西洋的思考の根源としてのギリシア的叡知を探る。
目次
アルテミス、あるいは他者の辺境
辺境から怪物的なるものへ
ゴルゴの仮面
恐怖の顔面
笛と仮面。ハデスの踊り
頭の女神
眼の中の死