出版社内容情報
翻訳や解釈の概念を明らかにし,哲学的な問題意識,文学的な感受性,技術的な言語学を統合させて言語そのものを解明する壮大な試み。
内容説明
古今の芸術思想、言語・文学理論、英仏独語の表現に通暁した現代随一の批評家が、文化史、哲学史の沃野を渉猟しつつ、言語の複数性という巨大な謎に真っ向から取り組んだ、「翻訳」論の古典。聖書やホメーロスをはじめ、ヘルダーリン、ベンヤミン、ハイデガーほか無数の固有名への解釈から立ち上がる、語と意味の翻訳(不)可能性をめぐる遠大な思索。
目次
第4章 理論の要求
第5章 解釈の運動
第6章 文化の位相論
著者等紹介
スタイナー,ジョージ[スタイナー,ジョージ][Steiner,George]
1929年、オーストリア系ユダヤ人の子としてパリに生まれる。1940年、ゲシュタポの追及を逃れてニューヨークへ脱出。優れた亡命者が教鞭をとっていたリセで古典教育を受け、シカゴ大学に進学して1年で学士号を取得し、ハーヴァード大学で修士号、ローズ奨学生として留学したオックスフォード大学で博士号を取得。『エコノミスト』誌編集委員、プリンストン高等学術研究所研究員、ケンブリッジ大学特別研究員、ジュネーヴ大学英文学・比較文学教授、オックスフォード大学客員教授を歴任
亀山健吉[カメヤマケンキチ]
1922年生まれ。1948年東京大学文学部倫理学科卒業。1950‐51年ガリオア留学生としてクレアモント大学院に留学。56‐58年A.v.フンボルト財団留学生としてハイデルベルク大学、テュービンゲン大学に留学。日本女子大学名誉教授。訳書:ヴィルヘルム・フォン・フンボルト『言語と精神―カヴィ語研究序説』(法政大学出版局、第21回日本翻訳出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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