出版社内容情報
偉大と栄光を求めるコルネーユの英雄主義的モラルと,これを解体へ導くモリエールらの近代的自然 = 本性主義的モラルとの葛藤を,文学社会学的視点から解き明かす。
内容説明
封建制の名残りをとどめながら、偉大と栄光を求めるコルネーユの英雄主義的モラルと、これを解体へ導くパスカル、ラ・ロシュフコー、ラシーヌ、モリエールらの近代的自然=本性主義的モラルとの葛藤の様相を、文学の社会学的視点からダイナミックに解き明かす。
目次
第1章 コルネーユ的英雄
第2章 コルネーユにおける政治劇
第3章 ジャンセニスムの形而上学
第4章 英雄の解体
第5章 ジャンセニスト派
第6章 ラシーヌ
第7章 モリエール
クラシック時代のユマニスム