叢書・ウニベルシタス
自然誌の終焉―18世紀と19世紀の諸科学における文化的自明概念の変遷

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 269,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588003929
  • NDC分類 402.3
  • Cコード C1310

出版社内容情報

伝統的な〈自然誌〉の時代が解体し,近代諸科学に分化・発展する過程を,リンネ,ビュフォン,ダーウィンらの思想と方法および厖大な史料文献を引証し解き明かす。

内容説明

自然誌的思考から発生学的思考へ。18世紀から19世紀へ移行するヨーロッパ科学思想史において、伝統的な〈自然誌〉の時代が解体し近代諸科学に分化・発展する過程を、リンネ・ビュフォン、ダーウィンらの思想と方法および厖大な文献を引証し解き明かす。

目次

自然誌の終焉―18世紀と19世紀の科学史における時間化と脱歴史(年代記の危機;経験圧と時間化;進歩の加速と克服;自然誌と歴史との分離;自然誌の時代;自然誌から自然の歴史へ;疾病記述から病歴へ;自然への復帰―気象学と医学;ラヴォアジエの時代―定期刊行物;科学の革命と政治の革命;自然誌の延命)
著者としての科学者―ビュフォンの微妙な名声(自然誌と文学;文体批評;フランスのプリニウス;ビュフォンとリンネ;貴族と動物学)
正常と異常―19世紀における生命科学と社会科学の相互関係
気質の変化と科学史