出版社内容情報
科学の進歩が想像力に富む文章と相容れなくなる状況を背景に,科学者であり文人でもあったリンネ,ビュフォンらの葛藤を描いて,彼らの今日的意義を明らかにする。
内容説明
リンネ、ビュフォン、ヴィンケルマン、G.フォルスター、E.ダーウィン。文人科学者たちの今日にこそ輝く意義を探る。
目次
現世の整理好きから生まれたモラル―リンネの『神罰』
文学に蓄積された学問の伝統―ビュフォンの死後の名声
ほとんど詩人―ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンによる美術史の樹立
人類学者兼文筆家としてのゲオルク・フォルスター
書簡にみるエラズマス・ダーウィン