出版社内容情報
第26回日本翻訳出版文化賞受賞 プロレタリアート登場の意味,平等原理の社会的根拠を追究し,サン = シモン,フーリエ,カベ,バブーフらの思想を紹介・分析。フランス社会主義研究の古典,完訳。
内容説明
七月王政下パリに留学中の若きヘーゲル学徒が、さまざまな思想家や秘密結社と接触して書き上げた本書は、マルクスをも含むドイツ思想界に地殻変動をもたらした。平等原理の源泉と近代プロレタリアートの本質を掘り下げ、社会主義の精髄を洞察した古典。
目次
第1部 平等の原理(プロレタリアート;革命前におけるフランス社会の諸対立;革命後におけるフランス社会の諸対立 ほか)
第2部 社会主義者(社会主義の一般的科学的な性格;サン=シモンとサン=シモン主義者;フーリエ主義一般)
第3部 並列する著述家(一般的性格;フェリシテ・ド・ラムネ;ピエール・ルルー;ピエール・ジョセフ・プルードン;ルイ・ブラン)
第4部 共産主義(共産主義の本質;共産主義の歴史の特徴;共産主義の歴史)