出版社内容情報
聖書解釈学と古典的文献学とを〈解釈〉の二つの歴史的類型としてとらえなおし,象徴とその解釈を人間の本質的活動として位置づける試み。『象徴の理論』の続編。
内容説明
教父たちの聖書解釈学とスピノザを原点とする古典的文献学とを〈解釈の戦略〉の二つの歴史的類型として検証し、人間の本質的活動としての〈象徴〉とその〈解釈〉を総合的視点から捉えなおす試み。『象徴の理論』続編。
目次
第1部 言語活動の象徴理論(解釈への決意;言語構造の役割;意味の階層;喚起の方向;論理構造;意味の不確定性?)
第2部 解釈の戦略(目的原因論的解釈―教父たちの注解;操作的解釈―文献学的注解;歴史的、類型論的結論)