出版社内容情報
ギリシア人とは誰のことか。その生活と思考，社会と文化の展開を豊富な図版を引証しつつ辿り，古代ギリシアの暗黒と栄光，現代文明への巨大な遺産を説き明かす。
内容説明
ギリシア人とは誰のことか。ホメーロスの詩によって照明される暗黒時代、そして僣主の盛衰・ポリスの興亡を経てヘレニズムの時代に至る歴史と文明の諸相および展開を該博な知見から探索。文学・科学・哲学・建築等々を再解釈し再評価しつつ、現代文明への偉大なる遺産の営為とその絶えざる光芒を描く。
目次
第１章 ギリシア人とは誰のことか
第２章 暗黒時代とホメーロスの詩
第３章 古代期のギリシア
第４章 古典期の都市国家
第５章 文学
第６章 科学、哲学、そして庶民道徳
第７章 視覚芸術
第８章 ヘレニズムの時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
iota1204
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古代ギリシアの様相を、政治体制、文学美術、建築、哲学の硬派に網羅したギリシア史の入門書的概説。あまりどうやって国を守ったか（国というより「ポリス」という都市国家的政治体型）については大いに欠落している。戦争の記述が退屈とまで言っている。むしろその辺の記述がない分、やや退屈を覚えた。まぁ良書なんでしょうね。2017/03/31
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