出版社内容情報
ボードレール,フロベール,スタンダール,ツルゲーネフらの生涯と作品を論じ,19世紀中・後期の精神史的位相,心理と知性のドラマを捉えた近代批評の記念碑。
内容説明
ボードレール、フロベール、スタンダールら作家の感性と世界観、その美学と文章技法を論じて、同時代の心理と精神の位相を見事に捉えた、近代批評の記念碑的傑作。
目次
シャルル・ボードレール(恋愛における分析精神;デカダンスの理論)
ギュスターヴ・フロベール(ロマン主義について;芸術理論)
スタンダール(人物;行動における分析精神)
イワン・ツルゲーネフ(コスモポリタニズムについて;ペシミズムと情愛)
アンリ・フレデリック・アミエル(ゲルマン精神の影響;意志の病い)