叢書・ウニベルシタス<br> クローチェ政治哲学論集

叢書・ウニベルシタス
クローチェ政治哲学論集

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  • サイズ B6判/ページ数 179p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588001925
  • NDC分類 311.1

出版社内容情報

政治を道徳的束縛から解放し,精神の実践的活動として位置づけるクローチェの政治哲学に関する論考を収め,「政治の哲学」と「哲学の政治」の今日的課題をさぐる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てれまこし

7
クローチェはマキャヴェリとヴィーコという意表をつく二人を組み合わせて、ファシズムに合流したヘーゲル派知識人たちからは距離を置く。政治は道徳から自律的であるが、それは弁証法的な自律性。純粋な政治は功利主義的であり道徳の入る余地はない。政治に道徳を持ち込むのは愚行である。しかし、それぞれの領域において自律性を保つかぎりにおいて、道徳はまた政治を変えていく。なんだか都合のいい話なんだが、味噌は政治に巻き込まれない(彼のような)知識人たちの営為が、政治階級たちを教育していくことによって政治が変わるとうことらしい。2022/09/07

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