出版社内容情報
現代物理学の二巨星の間にかわされた友情溢れる書簡集。相対性理論の成立から,量子論論争,学問観,人種差別問題,さらにナチスへの抵抗の姿勢等に関する62通。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
6
ボルンの序言に始まる本書は、ボルンとの書簡集以上に、アインシュタインと量子力学との批判的なやりとりが、量子力学側の「反アインシュタイン運動」やアインシュタインの学会における振る舞いなどに具体的に見て取れる。本書を読むと、アインシュタインはゾンマーフェルトを、自らの相対性理論に数学的基礎を与え、ボーアの量子条件を一般化した物理学者としてだけでなく、教育者として高い資質を持った現代物理学の貴重な人物として、対話をしていたことも垣間見られる。ボルンの門下となるパウリやハイゼンベルグは、ゾンマーフェルトが育てた。2022/01/22




