内容説明
改訂版にあたって、カウンセリングの歴史、カウンセリングの定義・目的、技法、カウンセラーとはなにか、求められる資質は、将来性はなど、心理カウンセラーをめざす方や興味をもっておられる皆さんに、是非、知っておいてほしい知識を全面的に書きあらためた。さらに、主要な心理カウンセラーの資格や活躍できる職場、第一線で活躍する心理カウンセラーの“ナマの声”も新たに二人収録し、充実させた。
目次
第1章 こころの時代のスペシャリスト、心理カウンセラーとはなにか(カウンセリングの登場;カウンセリングとはなにか ほか)
第2章 心理カウンセラーに求められるもの(心理カウンセラーに求められる資質;心理カウンセラーの展望と将来性 ほか)
第3章 心理カウンセラーになるには(心理カウンセラーをめざす前に;心理学をどう学ぶか ほか)
第4章 心理カウンセラーの活躍するフィールド(開業カウンセラー;医療分野のカウンセラー ほか)
第5章 現場で活躍する心理カウンセラーに聞く(対話法を基本として取り組む(カウンセリングルーム主宰・浅野良雄さん)
家族のあり方を中心に子どもの心を開かせたい(さいたま市立教育研究所教育相談室・斉藤さや可さん) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
精看探求士
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カウンセラーと一言にいっても、実は資格が乱立しており、ベースになる考え方も複雑。カウンセリングの発祥は職業指導であり、日本ではスクールカウンセラーが最初に導入されたという。また、カウンセリングとは何か?という疑問について、ロジャースの来談者中心療法や交流分析、フロイトの精神分析的カウンセリングなど、コンパクトにまとめてある。現代社会の変遷により、求められる能力も細分化していることが分かる。実際に活躍中の方の業務内容や志望の動機、仕事の難しさといったナマの声が掲載されているのは有難い。2015/05/31