出版社内容情報
大学の試験や国家試験で出題された重要な問題を体系的に編集した演習書。今回の改訂は、最近の行政制度・理論の変革に対応して内容を十分吟味し、また最近の学説・判例理論に照らし妥当かを綿密に検討して内容の充実を図った。
内容説明
本書は、今までの大学の試験や国家試験などにおいて出題された問題のうち重要と思われる問題約１００問を、行政法の総論と各論を網羅し、体系的に配列して編集した演習用教材である。すなわち、その内容は、第１編総論、第２編行政救済、第３編行政組織、第４編行政作用とし、行政法学上の重要な論点を収録している。とくに、最近問題となっている行政行為と行政手続、要綱行政、行政指導、行政計画、行政契約、行政調査、結果責任、苦情処理、地域住民の原告適格、行政過程の統制、審議会、「上のせ条例」、公務員の守秘義務と国民の知る権利、給付行政、公共施設の利用関係、都市計画事業と収用・立入り、環境保護行政などの分野についても取り扱い、検討を加えている。
目次
１ 総論（法治主義；法律の留保 ほか）
２ 行政手続（行政手続法の目的・用語の定義；「申請に対する処分」手続 ほか）
３ 行政救済（行政救済の体系；国家賠償法第１条の賠償責任の成立要件 ほか）
４ 行政組織（内閣・中央省庁の改革；行政機関 ほか）
５ 行政作用（行政作用法の体系；警察の観念 ほか）
著者等紹介
桜井昭平［サクライショウヘイ］
１９２７年新潟県に生まれる。１９６２年明治大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、亜細亜大学名誉教授
西牧誠［ニシマキマコト］
１９３７年北海道に生まれる。１９６６年明治大学大学院法学研究科博士課程修了。現在、朝日大学法学部教授
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