風の陣〈立志篇〉

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風の陣〈立志篇〉

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569549941
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

  奈良から平安にかけて、陸奥の蝦夷・えみし)たちは、いかに中央に挑み、抗い続けたか? 『炎立つ』に続く、待望の大河歴史ロマン。    

内容説明

陸奥国から平城京に黄金を運ぶ護送役となった若き蝦夷・丸子嶋足は兵衛府の官人として都に留まり、異例の出世を遂げる。やがて、彼は奈良朝を震撼させた政変・橘奈良麻呂の乱の渦中に自らの身を投じたのであった…。『炎立つ』の時代を遡ること三百年、迫り来る奥州動乱の兆しのなかで躍動する若き蝦夷たちの志を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nak34

19
とうとう読み始めました。このシリーズが終わると蝦夷四部作が終了します。じっくり、行きます。が、いきなり、電車を乗り過ごしそうになりました。なかなかやりよります。策士、策に溺れる感もありますが、ズドーンと入り込みます。さあ、彼ら5人の行く末は如何に。また、アテルイにどう結び付くのか楽しみです。さあ、かかってこい。2012/11/30

コリディ

8
8点。高橋克彦さんの東北シリーズ、再読だと思う。登場人物の名前にかすかに記憶があるが、内容は全く憶えていない、だから楽しめる。あと4冊もある。ウキウキ。史上では伊治呰麻呂(これはるのあざまろ)の乱、阿弖流為・坂上田村麻呂より前の時代。2022/02/07

読書国の仮住まい

3
シリーズ一冊目。 時代は八世紀中頃、天平年間から天平勝宝年間。 陸奥で黄金が産出された。 これを献上するため陸奥守が京へと向かう。 それに蝦夷の丸子嶋足が従者となって付き従う。 平城京で順調に出世した彼は、やがて橘奈良麻呂の乱に巻き込まれていく。 同じ蝦夷の物部天鈴や伊治鮮麻呂などが助力。 ややヘタレ感のある嶋足だが天鈴が発破をかける役割。 各章のタイトルが全て風に由来するものが付けられている。 『春疾風』『熱風』『追い風』『光る風』『風と水』『破風』『青嵐』『颶風』『風雲急』『太刀風』『風間』『風待ち』2021/12/29

TheWho

2
高橋克彦の東北物を読み初め、最後がこの「風の陣」になった。 本著は、東北ではなく、天平年間の平城京が舞台で「橘奈良麻呂の乱」を中心に蝦夷の牡鹿嶋足の目線で話が展開する。正直奈良時代については、教科書程度の知識しか無く、新鮮でもあった。今後どのようにして嶋足が階位を昇っていくのか、また歴史に関わりを持つのか展開が楽しみです。2012/10/31

てり

1
時代が前後してしまったが、「炎怨」「炎立つ」に続いての東北もの。橘奈良麻呂の乱まで。わくわくする導入で楽しみ。「大望篇」へ続く。2021/05/25

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