内容説明
事例問題と答案例を用いた具体的な解説で実践的な書き方が身につく。著者の書いた新司法試験の論文答案例も収録。
目次
1 法律的文章を書く(法律的文章の基本構造;論証;問題提起)
2 わかりやすく書くために(文をわかりやすくする;つながりをわかりやすくする;論述の流れをわかりやすくする)
3 答案作成の実践(事前準備;答案作成の方針;答案作成の手順;答案作成の実際)
4 なぜ書けないのか(法学部教育と法律的な文章の書き方)
著者等紹介
杉山博亮[スギヤマヒロアキ]
昭和38(1963)年東京都に生まれる。昭和61年専修大学法学部卒業。平成2年司法試験合格。以後、母校の司法試験研究室や司法試験予備校で受験指導にあたる。現在、弁護士(東京弁護士会所属)、専修大学法科大学院客員教授(模擬裁判)、専修大学法学部兼任講師(刑法)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gyakuare
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著者の専門が刑法なので、この本は「論文答案作成教室」ではなく、「刑法の論文答案作成教室」である。たしかに刑法は論理性がより求められる教科であるから、他の教科と共通するものもあるとは思う。しかし、この題名にするなら他の教科も例に挙げてほしかった。それから、最初の80頁くらいは自殺は刑法上違法かどうかという問題を例に話を進めるのだが、著者も文中で述べているように司法試験には100%でない問題である。著者の作る定期試験は受けたくないなというのが率直な感想。たとえ話が多すぎて逆にわかりにくいのも難点。2015/01/25