内容説明
「人間性を探究する学問」刑法を学ぼう!「学ぶ」「考える」「主張する」の3つの視点で刑法を段階的に学べる入門書。犯罪統計等、興味深い資料の図表や事例を用いながら基本的知識をやさしく解説。
目次
第1編 学ぶ(なぜ刑法を学ぶのか;刑事裁判は何のために;刑事公判の進め方;刑法のしくみ;犯罪が成立するとき;刑罰は何のために)
第2編 考える(人間を研究する刑事法;社会を支配する「世間」;生活の中の刑法規範;振り込め詐欺は共犯;不当な起訴をされたら;事実をどう認定するか)
第3編 主張する(市民参加が刑事司法を変える;答案の作成技術;論文を書く)
著者等紹介
船山泰範[フナヤマヤスノリ]
1946年生。日本大学法学部卒業。元日本大学法学部教授。弁護士。人間学としての刑法学を目指し、刑法が国民のためになるにはどうしたらよいかを追究している。民主的な社会を実現するための方策として、刑法を位置づけている。模擬裁判を鋭意進め、大学ばかりでなく、小・中・高生とも実施している。若い世代が法の理念や目的を学ぶことを通して、自らの人間性を高めるきっかけとなるよう、「法育」を推進している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。