内容説明
萬葉集から源氏物語、徒然草、奥の細道、さらには近現代の作品に到るまでの国文学を、京都の地勢、社寺、文化財、および動植物、自然現象など広範な知の地平から縦横無尽に論じた珠玉の著作集。
目次
1 京都の国文学的検討(山河襟帯;大覚寺沿革;河原院 ほか)
2 諸学連環国文辨説(海幸山幸―農耕社会の肉食;鳥自ら呼ぶ;坂鳥考 ほか)
3 国語国文学芻論(うたがきの説;萬葉集巻十七以下における排列と生物暦;寛平四年忠臣歿す ほか)
著者等紹介
矢野貫一[ヤノカンイチ]
昭和5(1930)年生まれ。京都大学文学部卒業。京都市立堀川高等学校教諭、同定時制教諭、愛知県立女子短期大学教授兼愛知県立大学教授、京都外国語大学教授を歴任。平成30(2018)年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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