出版社内容情報
近世初期、徳川家や諸大名の間で剣術の流派として絶大な信頼を得て以来、現代の剣道にまでその影響を及ぼし続ける「一刀流」。
その始祖である伊藤一刀斎は、唯一無二の一刀をいかに語ったのか。
一刀斎の剣法理論や思想を述べた伝書として知られる『一刀斎先生剣法書』を諸本の校合による本文校訂から見直し、あらためてその全編の平易な現代語訳を試みた。
さらに深い探求をこころざす方のための詳細な注釈や解説も付した決定版。
内容説明
近世初期、徳川家や諸大名の間で剣術の流派として絶大な信頼を得て以来、現代の剣道にまでその影響を及ぼし続ける「一刀流」。その始祖である伊藤一刀斎は、唯一無二の一刀をいかに語ったのか。一刀斎の剣法理論や思想を述べた伝書として知られる『一刀斎先生剣法書』を諸本の校合による本文校訂から見直し、あらためてその全編の平易な現代語訳を試みた。さらに深い探求をこころざす方のための詳細な注釈や解説も付した決定版。初の完訳!
目次
『一刀斎先生剣法書』現代語訳(序文―あわせて事理不偏の事について記す;勝負の事を記す;構えの事あわせて無形の位について記す;威勢の事あわせて不転の位と転化の位について記す;移写の事あわせて捧心の位と残心の位と水月の位について記す;理に虚実本末がある事あわせて必勝の位について記す;事に虚実本末がある事あわせて残不残の位について記す;先後に止まらざる事あわせて邪正一如の位について記す ほか)
『一刀斎先生剣法書』原文および注釈
著者等紹介
竹田隆一[タケダリュウイチ]
1956年生まれ。山形大学教授。専門はライフサイエンス・スポーツ科学。剣道教士7段
長尾直茂[ナガオナオシゲ]
1963年生まれ。上智大学教授。専門は中国古典学・日本漢学。剣道錬士7段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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