感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
12
学際的な活動として妖怪学が成立するのが90年代。それ以前から妖怪に纏わる研究や活動をしていた人々は存在していたが、井上円了のように哲学的な面がメインだったり柳田國男のように妖怪そのものよりも信仰と零落の関係を捉えたりといった学問的には副産物のようなものであり、活動も後に繋がっていないということで体系的な妖怪学成立以前の人々を列伝形式で紹介する。怪談実話の嚆矢である田中貢太郎や南方熊楠など納得の人選もあれば日本文化人類学の嚆矢である坪井正五郎の妖怪趣味、伊藤忠太の妖怪イラストなど意外な選出もあって面白い。2026/07/20
jackbdc
10
明治から平成まで妖怪(学)に多大な影響を与えた23人の功績をまとめた本。初見の方や妖怪との関係を初めて知った方も多かった。最も衝撃だったのは”井上円了”、あの哲学堂公園が妖怪絡みで紹介されている。哲学と妖怪はどうしても繋がらない。仕方ないので現地に行ってみた。中に入るのは初めてだったが入って驚く。哲学と妖怪の奏でる非日常空間。精神修養を目的と謳っているはいるが、鄙びたリゾート地にあるB級テーマパークの様相である。川向うに中野区がこさえた”哲学の庭”も悪乗りが過ぎてシュールな演出。こういうの私は大好きだが。2022/01/08
takao
3
ふむ2023/05/13
新田五郎
1
現代の妖怪学に影響を与えた23人について列伝体で記述することで、明治時代から現在に至る「妖怪研究」を俯瞰した一冊。図版多数。妖怪のことなどまったく知らないので非常に面白かったです。2021/12/20
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