出版社内容情報
川尻道哉[カワジリミチヤ]
著・文・その他
内容説明
インド最大級の物語である『マハーバーラタ』。その最大のクライマックスであるカルナとアルジュナの戦いを、初の原典訳!闘いに至るまでのカルナとアルジュナの出自や来歴、2人をめぐる確執もわかりやすく解説。なぜ彼らは闘うのか?そしてその後の運命とは?全体のあらすじ、その背景にあるインドの宗教思想などもわかる必携の一冊!
目次
第1章 『マハーバーラタ』とはなにか(『マハーバーラタ』の成立と背景;『マハーバーラタ』の物語構造)
第2章 『マハーバーラタ』に至るまでのインド思想(ヴェーダの信仰;ウパニシャッドの思想 ほか)
第3章 『マハーバーラタ』の物語(「最初の巻」;「集会の巻」 ほか)
第4章 アルジュナとカルナ(アルジュナ;カルナ ほか)
第5章 『マハーバーラタ』第8巻「カルナの巻」(第8巻「カルナの巻」第49章第24詩節まで;第8巻第49章以降の和訳)
著者等紹介
川尻道哉[カワジリミチヤ]
1967年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。東海大学文化社会学部准教授。専門はサンスクリットの文法学、言語理論、言語哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
69
お前はもう死んでいる て、マハーバーラタのセリフだったのか? クルクシェートラの戦いにおける英雄二人の一騎打ち。表紙に騙されないように。かなり難しい2023/01/25
穂積臣
0
前半部分は哲学的内容を含んだマハーバーラタの成立について、次に簡単な全体のあらすじのまとめがあり、カルナの章の原文翻訳といった構成になっていた。 翻訳の精度などはもうお手上げなのでわからないですが、前半部分の成立についてなどは興味深い事柄が多く、マハーバーラタを理解するに必要な内容だったように思う。かなり本格的な本でした。2024/01/30
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