出版社内容情報
日本文化史、日本政治史に大きな影響を与えた菅原道真。その詩文集である『菅家文草』は、従来その前半の「詩」の部分のみが注釈書として公刊され、儒者の大きな仕事である作文の成果、「文」に関しては纏まった形での注釈書の公刊がなされてこなかった。
そのような状況を受け、最新の日本漢文学・和漢比較文学研究の粋を結集して、『菅家文草』文章の部の全てを注釈する。今後の研究の基盤となる決定版。
第二冊は『菅家文草』巻七に所収される詩序(作文会などで詠作された詩篇に冠せられた散文)を収載。
内容説明
『菅家文草』巻七に所収される詩序(作文会などで詠作された詩篇に冠せられた散文)を収載。
目次
八月十五夜 厳閤尚書授後漢書畢 各詠史 序
早春侍内宴 同賦無物不逢春 応製 序
仲春釈奠 聴講孝経 同賦資父事君 序
九日侍宴 同賦喜晴 応製 序
晩冬 過文郎中 翫庭前梅花 序
九日侍宴 同賦天錫難老 応製 序
早春侍宴仁寿殿 同賦春暖 応製 序
九月尽 同諸弟子白菊叢辺命飲 同勒虚余魚各加小序
早春内宴 侍仁寿殿 同賦春娃無気力 応製序
右親衛平亜将率廏局親僕 奉賀大相国五十算宴座右屏風図詩 序〔ほか〕