出版社内容情報
生誕の地、仙崎。成年期を過ごした下関。
原風景をあるくガイドブック大正・昭和の童謡詩人、金子みすゞ。
草花や動物たちが言葉を持つ優しい詩は、彼女が見た風景から生まれた。
歌に詠み込まれた仙崎八景や下関の街並みを、当時と現代の写真を見比べながら巡る。
はじめに
? みすゞを歩く
一、生誕の地、仙崎へ
二、仙崎散策案内
1、みすゞ通り
2、仙崎八景
3、青海島の向岸寺
三、下関散策案内
? みすゞの生涯
一、みすゞ詩の享受
二、生と死と─父との別れ─
三、母と子と
四、夢の世界へ
五、さみしい王女
六、童謡詩集の後
? 作品から読み解くみすゞの人生
一、子ども時代のみすゞ─みすゞは〈いい子〉ではなかったか─
1、叱るられるみすゞ
2、いい子となるために
3、母のために
4、すねる子供
二、詩作の方法─みすゞと北原白秋─
三、結婚とみすゞの詩─「私と小鳥と鈴と」「こだまでせうか」─
1、「みんなちがつて、みんないい」とは
2、小鳥と鈴と
3、「私」の苦悩
4、「こだまでせうか」再考
四、金子みすゞ童謡詩集の謎─失われた「空のかあさま」─
1、三冊の手帳とは
2、手帳の構成
3、「空のかあさま」
4、喪失した「空のかあさま」
あとがき
金子みすゞ略年譜
掲載詩一覧
小倉真理子[オグラ マリコ]
昭和63年筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科単位取得。現在、東京成徳大学教授。
著書に『和歌文学大系 別離・一路』(共著、明治書院、2000年)、『日本の作家100人 斎藤茂吉 人と文学』(勉誠出版、2005年)、『斎藤茂吉 コレクション日本歌人選』(笠間書院、2011年)、『金子みすゞ 女性たちのシンパシー』(共著、勉誠出版、2013年)、『金子みすゞ作品鑑賞事典』(共著、勉誠出版、2014年)などがある。
内容説明
大正・昭和の童謡詩人、金子みすゞ。草花や動物たちが言葉を持つ優しい詩は、彼女が見た風景から生まれた。歌に詠み込まれた仙崎八景や下関の街並みを、当時と現代の写真を見比べながら巡る。生誕の地、仙崎。成年期を過ごした下関。原風景をあるくガイドブック。
目次
1 みすゞを歩く(生誕の地、仙崎へ;仙崎散策案内;下関散策案内)
2 みすゞの生涯(みすゞ詩の享受;生と死と―父との別れ;母と子と;夢の世界へ;さみしい王女;童謡詩集の後)
3 作品から読み解くみすゞの人生(子ども時代のみすゞ―みすゞは“いい子”でなかったか;詩作の方法―みすゞと北原白秋;結婚とみすゞの詩―「私と小鳥と鈴と」「こだまでせうか」;金子みすゞ童謡詩集の謎―失われた「空のかあさま」)
著者等紹介
小倉真理子[オグラマリコ]
昭和63年筑波大学大学院博士課程文芸言語研究科単位取得。現在、東京成徳大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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