韓国・朝鮮説話学の形成と展開

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韓国・朝鮮説話学の形成と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585292012
  • NDC分類 929.1
  • Cコード C3098

内容説明

近代教育及び植民地経験を経た韓国・朝鮮民間説話の近代的変容を捉える。日本人研究者の植民地主義・朝鮮人研究者の抵抗民族主義という二分法的な図式が散見される朝鮮民俗学史。しかし、そこには日本人研究者の果たした役割とその影響がきわめて大きく、朝鮮民間説話学は近代日本の学知の影響を受けながら形成されたものであった。未公開資料・新出資料を含めた膨大な近代資料を収集・整理・分析し、説話のモティーフや構造的形式の影響関係に注目。説話の歪曲という観点を乗り越え、近現代の韓国・朝鮮民間説話学の形成過程を総合的に分析し、個別説話の伝承とその変容を複合的に捉えなおし、その意味を考察する。東アジア比較民間説話学を新たに再構築する基盤を提供する一冊。

目次

第1編 朝鮮総督府学務局の民間伝承調査と教科書(日本と植民地朝鮮で実施された民間伝承調査;朝鮮総督府朝鮮語教科書に収録された俚諺の収録過程;民間説話調査の内容とその意味;朝鮮総督府学務局編輯料;朝鮮総督府編纂『国語読本』研究の現況と課題;韓国教科書における伝来童話の収録過程)
第2編 朝鮮説話・童話集の刊行と比較説話学の展開(帝国日本の「日本」説話集における朝鮮と台湾;ドイツ文学者田中梅吉と朝鮮初の童話集及び絵本;朝鮮語で刊行された童話集と沈宜麟;朝鮮童話集における改作の様相;1920年前後における日韓比較説話学の展開;孫晋秦の東アジア民間説話論)
第3編 韓国・朝鮮民間説話の近代的変容(民間説話の変容と壬辰倭乱(文禄・慶長の役)
植民地期朝鮮における日韓共通の昔話「瘤取り」
韓国における兄弟譚及び隣人譚の変容
朝鮮総督府編集官立柄教俊と「もの言う亀」
植民地期朝鮮における「三年峠」(三年坂)
近現代における「きこりと仙女」(天人女房譚)の展開)

著者等紹介

金廣植[キムクァンシク]
1974年韓国生まれ。東京学芸大学大学院修了(博士)。延世大学校・東京理科大学・横浜国立大学・埼玉大学などの非常勤講師、日本学術振興会特別研究員PDを経て、『東方学志』『実践民俗学研究』などの編集委員、立教大学兼任講師。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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