出版社内容情報
百年の荒れ野の詩を読む―
アメリカ詩は、それまでの伝統的な西洋の詩とはまったく異なる、独自の発展を遂げてきている。固有の詩形、実験的なラインブレイク、口語や俗語の頻用、漢詩や俳句の詩作法、事物を列挙するカタログ手法など、次々と生み出されるその型破りなスタイルは、文学の世界のみならず、他の芸術分野にも大きな影響を与えてきた。モダニズムの礎を築いたエズラ・パウンドから、ビート・ジェネレーションの先導者アレン・ギンズバーグや、変貌するフェミニスト、エイドリアン・リッチ、そして現代最高の吟遊詩人ボブ・ディランまでーーアメリカ現代詩を代表する一九人の三〇作品を、一篇ずつ、丹念に読み解く。アメリカ現代詩研究の第一人者による、アメリカ詩を知るための最良の入門書!
内容説明
アメリカ詩は、それまでの伝統的な西洋の詩とはまったく異なる、独自の発展を遂げてきている。固有の詩形、実験的なラインブレイク、口語や俗語の頻用、漢詩や俳句の詩作法、事物を列挙するカタログ手法など、次々と生み出されるその型破りなスタイルは、文学の世界のみならず、他の芸術分野にも大きな影響を与えてきた。モダニズムの礎を築いたエズラ・パウンドから、ビート・ジェネレーションの先導者アレン・ギンズバーグや、変貌するフェミニスト、アドリエンヌ・リッチ、そして現代最高の吟遊詩人ボブ・ディランまで、アメリカ現代詩を代表する作品を、一篇ずつ、丹念に読み解く。
目次
第1世代(エズラ・パウンド―モダニズムの仕掛け人;ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ―アメリカ土着のモダニズム;ウォレス・スティーヴンズ―究極の虚構の詩人 ほか)
第2世代(チャールズ・オルソン―ポストモダンの長篇詩;アドリエンヌ・リッチ―時代を変えるフェミニスト詩人;ロバート・ロウエル―時代と個人の狂気 ほか)
第3世代(アレン#ギンズバーグ―国家を糾弾する裸の詩人;フランク・オハラ―都市生活のエレジー;ゲーリー・スナイダー―野性のスポークス・パーソン ほか)
著者等紹介
原成吉[ハラシゲヨシ]
1953年、東京都生まれ。アメリカ文学者(アメリカ詩専攻)、獨協大学外国語学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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