出版社内容情報
物語の世界観を創り上げたことばたち『源氏物語』における初出語、初出複合語など、特徴的な言葉を精査し、書き分けられた言葉づかいの違い、互換的に用いられた言葉づかいの意味などを考察する。
さらにはそれらの言葉によって、物語世界がどのように構築されているかを明らかする。
巻頭言 神田龍身
序 章
第一章 感情表現としての「笑い」について
第二章 感情表現「泣き」について
第三章 「かをる」と「にほふ」について
補論 「飽かざりしにほひ」について―「飽かざりしにほひ」は薫なのか匂宮なのか
第四章「あえか」について
第五章 光源氏を絶対化する言葉について
補論「かろがろし」が果たした役割
第六章「罪」と「恥」に関わる言葉について
終 章
あとがき
論文初出一覧
『源氏物語』初出語一覧
吉村研一[ヨシムラ ケンイチ]
著・文・その他
内容説明
『源氏物語』における特徴的な言葉、初出語などを精査し、書き分けられた語の相違、互換的に用いられた言葉づかいの意味などを考察。それらの言葉によって、物語世界がどのように構築されているかを明らかにする。
目次
第1章 感情表現としての「笑い」について
第2章 感情表現としての「泣き」について
第3章 「かをる」と「にほふ」について
補論 「飽かざりしにほひ」について―「飽かざりしにほひ」は薫なのか匂宮なのか
第4章 「あえか」について
第5章 光源氏を絶対化する言葉について
補論 「かろがろし」が果たした役割
第6章 「罪」と「恥」に関わる言葉について
著者等紹介
吉村研一[ヨシムラケンイチ]
1952年東京都生まれ。1976年慶應義塾大学経済学部卒業。1999年日本石油株式会社(現JXホールディング)退職。2014年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(日本語日本文学)。学習院大学文学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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