博文館「太陽」と近代日本文明論―ドイツ思想・文化の受容と展開

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  • サイズ キク判/ページ数 519p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585291534
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3095

内容説明

雑誌メディアが「国民国家」形成に果たした意義とは何か。近代日本の知識人は「国民文化」の構築・発展にいかに寄与したのか。ドイツ思想・文化は日本人の精神基盤の形成にいかなる影響を与えたのか。日清戦争後から大正期にかけて総合雑誌「太陽」で展開された、樗牛・嘲風・鴎外・筑水・嚴翼ら哲学者・文学者の論説・評論を読み解く。

目次

博文館「太陽」までの「批評」の展開
第1部 博文館「太陽」における高山樗牛と姉崎嘲風の活躍(「太陽」掲載のドイツ思想・文化関連記事;「太陽」文芸欄主筆期の高山樗牛;樗牛追悼の嘲風評論―日露戦争期「太陽」における「永遠の生命」の思想1;姉崎嘲風の「戦争」と「女性」―日露戦争期「太陽」における「永遠の生命」の思想2)
第2部 ドイツ文明批評による日本文明論の展開(樗牛と嘲風のドイツ文明批評による日本文明論;森鴎外による樗牛・嘲風評論への批評―日清・日露戦争間のドイツ思想・文化論の意義)
第3部 「新理想主義」の受容と「文化主義」の提唱(森鴎外の「大学」論と「学問」観;森鴎外の「文化」認識とオイケン受容;金子筑水のドイツ思想・文化受容と近代日本精神論;金子筑水の「兩性問題」論;桑木巖翼の「文化主義」)
ドイツ思想・文化受容による近代日本の批評の展開

著者等紹介

林正子[ハヤシマサコ]
1955年生まれ。神戸大学大学院文化学研究科(博士後期課程)単位修得退学。岐阜大学地域科学部教授。専門は日本近代文学・比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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