内容説明
平安京に鳴り響く管絃の世界。平安・鎌倉時代の宮中や天皇の周辺には、どのような音楽が流れていたのだろうか?説話集や楽書に残る横笛のエピソードを通して、笛の知られざる機能、楽人の実態をさぐり、宮廷音楽史に迫る。
目次
管絃者列伝1―貞保親王
管絃者列伝2―敦実親王
管絃者列伝3―源博雅
名器譚1―朱雀門の鬼の笛「葉二」
管絃者列伝4―双調の君―十世紀の音楽一家、博雅三位の流れ
楽人列伝1―大戸清上と尾張浜主―最後の遣唐使
楽人列伝2―尾張浜主―本朝笛の嚢祖、尾張氏異聞
名器譚2―「大水龍」と「小水龍」
管絃者列伝5―藤原保昌―頼光四天王保昌と横笛
管絃者列伝6―源義経―牛若丸と横笛〔ほか〕
著者等紹介
磯水絵[イソミズエ]
1950年、東京に生まれる。2001年、博士(文学)乙取得(二松学舎大学)。現在、二松学舎大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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