出版社内容情報
風土の繊細な四季をさまざまに描き出すことばたち―季語ひとつひとつにまつわる多様なイメージの起こりをたどり、今は忘れられた感覚を掘り起こす。
獺の祭・富士の農男・蚊・狐火・ナマコなど、思いがけない季語も紹介。
歴史的・文化的周辺をも包括した解説とともに、日本人の感性の歴史にたどる。
[本書の特色]
・代表的な季語のほか、獺の祭・富士の農男・蚊・相撲・狐火・ごきぶりなど、一般的でないことばも取材。計83語を収録。
・各季語を象徴する俳句を冒頭に掲載。著者の洒脱な解釈とともに、俳句の深遠な世界を味わうことができる。
・各季語の歴史的・文化的周辺をも包括した広範な解説を満載。
・『鳥獣人物戯画』などの古画や「西鶴本」など木版本の挿絵を、季語の関連箇所を図版として多数掲載(約40点)。
・巻末に、解説2本(「季語」「連歌・俳諧・発句・俳句」)を収録。
・季語索引を掲載。
はじめに
・春
◎初◎立春◎門松◎鶴◎梅◎鶯◎百千鳥◎猫の恋◎獺の祭◎雀◎燕◎鷹化して鳩となる◎蝶◎桜◎鯛◎朧月◎蜂◎蛙◎柳◎鞦韆◎雛祭◎桃◎山吹◎行く春
・夏
◎更衣◎初鰹◎牡丹◎富士の農男◎時鳥[郭公]◎菖蒲◎五月雨◎紫陽花◎鮎[氷魚]◎蝙蝠◎蚊◎ごきぶり◎百合◎蝉◎夕顔◎夕焼け◎雷[稲妻]◎鰻◎土用
・秋
◎七夕◎萩◎相撲◎秋ついり◎西瓜◎蜻蛉◎桐◎月◎露◎霧◎薄◎曼珠沙華◎葛◎鈴虫・松虫◎蟋蟀◎鹿◎無花果◎雁◎菊◎十三夜◎銀杏
・冬
◎神無月[小春]◎時雨◎枯野◎鴨◎鴛鴦◎千鳥◎鯨◎雪◎杉[翌檜]◎葱◎海鼠◎大根◎鮪◎かいつぶり◎水仙◎狐火◎烏◎柊◎年の暮◎
連歌・俳諧・発句・俳句
季語
あとがき・索引
小林祥次郎[コバヤシショウジロウ]
著・文・その他
内容説明
季語ひとつひとつにまつわる多様なイメージの起こりをたどり、今は忘れられた感覚を掘り起こす。獺の祭・富士の農男・蚊・狐火・ナマコなど、思いがけない季語も紹介。歴史的・文化的周辺をも包括した解説とともに、日本人の感性の歴史をたどる。
目次
春(初;立春 ほか)
夏(更衣;初鰹 ほか)
秋(七夕;萩 ほか)
冬(神無月(小春)
時雨 ほか)
著者等紹介
小林祥次郎[コバヤシショウジロウ]
昭和13年2月栃木県栃木市に生まれる。昭和35年3月東京教育大学文学部文学科卒業。平成13年3月小山工業高等専門学校教授を退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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