目次
1 近世儒学と唐音(荻生徂徠と唐音;太宰春台と唐音;雨森芳洲と唐音;江村北海と唐音;平賀中南と唐音;秋山玉山・村土玉水・原双桂と唐音;儒学と唐音―訓読の中の唐音直読)
2 唐音以前の韻学(中世における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁 付論『韻概』の模式図;近世初期における『韻鏡』清濁と呉音漢音清濁;『韻鏡』と呉音漢音の対応)
3 近世韻学と唐音(文雄と唐音;富森一斎・泰山蔚と唐音;文雄及び利三・利法と唐音―付論 富森一斎・泰山蔚における軽重論・助紐音論;唐音利用の韻学)
終章 近世儒学韻学と唐音―訓読の中の唐音直読の軌跡
著者等紹介
湯沢質幸[ユザワタダユキ]
筑波大学名誉教授、博士(文学)。専門:日本語史、日本における漢字・漢字音受容史。1943年群馬県前橋市生まれ。1971年東京教育大学文学研究科修士課程修了。1974~2009年山形大学・筑波大学・京都女子大学に勤務。1983年佐伯国語学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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