内容説明
70年前、8月9日、11時2分、ナガサキ―初公開となる写真をはじめ412点が蘇らせる、当時の衝撃と阿鼻叫喚の惨状。永遠に伝えていかなければならない惨禍の記録。写真キャプションを日英併記し、“原爆を撮った男たち”の詳細な解説を付す。
目次
決定版 長崎原爆写真集
対談 「原爆を撮った男たち」の証言
著者等紹介
小松健一[コマツケンイチ]
1953年岡山県生まれ、群馬県に育つ。世界の厳しい風土の中で自然と共生する民族をライフワークに地球巡礼をしている。また、日本人の近現代の文学、作家の原風景を切り口にして日本人の暮らしと風土、沖縄、環境問題など社会的テーマを追い続けている。公益社団法人日本写真家協会会員、協同組合日本写真家ユニオン会員。主な著書に、『ヒマラヤ古寺巡礼』(インデックスコミュニケーションズ、2005年、日本写真協会賞年度賞)、『雲上の神々―ムスタン・ドルパ』(冬青社、1999年、第2回藤本四八写真文化賞)など多数
新藤健一[シンドウケンイチ]
1943年、東京生まれ。元共同通信社カメラマン。共同通信社写真部デスク、編集委員。定年後は明星大学、東京工芸大学、立教大学非常勤講師を歴任、東日本大震災を取材。潜水士。「反核・写真運動」運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2021/04/07
SK
2
228*長崎の原爆のことはあまり知らないので、衝撃土が大きい。広島よりも、死体写真が多い。幼児や子どもの死体は、やるせない。荼毘に付されて放置されている白骨死体が痛々しい。浦上天主堂は、思ったより結構壁が残っていたのだな。広島より画質が悪い気がする。縁側で亡くなっている少年とか、真っ暗でよく見えない。証言やあとがきなどが、広島編とまったく同じな点が残念。三菱関係で、今回初公開となる写真も掲載されているとのこと。2015/11/05
くらーく
1
白黒写真だから、見ていられるかな。死亡者は広島の方が多いけど、写真は長崎の方がリアルな感じが伝わるな。こういう記録は、ときどき見直して、人類の記憶として忘れないようにしたい。個人としては、こうしていられる事を感謝する機会として。2015/10/10