出版社内容情報
アイヌ文化こそ、日本の基層文化である! 大胆な仮説を提唱する両氏が、アイヌ文化の素晴らしさと重要性を、ヨーロッパの研究者やアイヌの古老たちと語り合いながら追究。
●目次 はじめに 日本学の方法 アイヌと沖縄の視点から J・クライナー/梅原猛 アイヌ研究の可能性 K・レフシン/藤村久和/岡田路明 座談会を読んで 梅原猛 アイヌの古老に聞く 葛野辰次郎/浦川タレ/梅原猛/藤村久和 日本語の成立をめぐって A・スラヴィク/J・クライナー/梅原猛 昭和十年代の二風谷 アイヌ研究の回想 F・マライーニ/梅原猛 アイヌ語と日本語 片山龍峯 日本語の祖語をさぐる<シンポジウム> 梅原猛/片山龍峯/中川裕/藤村久和/吉田金彦 アイヌ学の課題 梅原猛/藤村久和 編者・参加者紹介 初出一覧
内容説明
梅原猛・藤村久和両氏が、アイヌ文化のすばらしさ、その重要性について、ヨーロッパの研究者やアイヌの古老たちと語り合い、合わせて人類の未来の文化のあり方を考える。
目次
日本学の方法
アイヌ研究の可能性
アイヌの古老に訊く
日本語の成立をめぐって
昭和十年代の二風谷
アイヌ語と日本語
日本語の祖語をさぐる
“アイヌ学”の課題
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
37
#感想歌 日本の文化の宝アイヌから学ぶことならいっぱいあるし。 体系的な整理不十分対談や鼎談12人の知見が。2016/11/25
カネコ
2
○2016/01/17
パセリセパ
1
J・クライナー、K・レフシン、ピウスツキ、バチェラー、マライーニなどの欧州研究者の研究内容が興味深い。日本文化を知るためには、王朝文化(中央)からばかり考えるのではなく、アイヌ、沖縄、山人を見落とせないという視点に注目する。ユーカラを聞いてみたいと思うが、今はかなわぬか。世界大戦時の三国同盟を結ぶにあたってのアイヌの扱いを気を付けてみてみたい。感慨深い一冊。アイヌ語と日本語の類似性についてはまだ疑問も多い。地名調査についての文献があればぜひ読みたいと思う。2012/01/29
K・ITO
0
アイヌ記念館を訪れたので…2010/11/08
moriteppei
0
B