出版社内容情報
3億キロの彼方から小惑星リュウグウのサンプルを持ち帰る「はやぶさ2」。
数々の「世界初」の金字塔を打ち立てた稀代の探査機の哀歓の日々を、その画期的な技術とチームワークを見つめながら追った「宇宙日記」。
感動と共感が人びとに新型コロナに打ち克つ力を添え、明るい未来へいざなう。
内容説明
3億キロの彼方から小惑星リュウグウのサンプルを持ち帰る「はやぶさ2」。数々の「世界初」の金字塔を打ち立てた稀代の探査機の哀歓の日々。その画期的な技術とチームワークを見つめながら追った「宇宙日記」。感動と共感が人びとに新型コロナに打ち克つ力を添え、明るい未来へいざなう。
目次
プロローグ
第1章 リュウグウ到着までの旅
第2章 どこに着陸しようか…―最初に出くわした難題
第3章 ぴょんぴょん跳ねるローバーたち
第4章 一歩前進・二歩後退―戦略立て直し
第5章 「オサイリス・レックス」―米国のサンプルリターン
第6章 圧巻の第一回タッチダウン―サンプルは採取された
第7章 3億キロ彼方の人工クレーター―未踏の挑戦
第8章 第二回タッチダウン―小惑星の内部物質を採取へ
第9章 「はやぶさ2」帰還の途へ
付章 「あなたの名前を火星へ」―27万人のメッセージから
著者等紹介
的川泰宣[マトガワヤスノリ]
宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授、はまぎんこども宇宙科学館館長、日本宇宙少年団顧問、日本学術会議連携会員、国際宇宙教育会議日本代表。東京大学大学院博士課程、東京大学宇宙航空研究所、宇宙科学研究所教授・鹿児島宇宙空間観測所所長・対外協力室室長、JAXA執行役を経て現職。この間、国際宇宙航行連盟副会長、日本航空宇宙学会会長などを歴任。工学博士。ミューロケットの改良、日本最初の人工衛星「おおすみ」を始めとする数々の科学衛星の誕生に活躍し、1980年代には、ハレー彗星探査計画に中心的メンバーとして参画。2005年にはJAXA宇宙教育センターを先導して設立、初代センター長となる。日本の宇宙活動の「語り部」であり、「宇宙教育の父」と呼ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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