出版社内容情報
21世紀は健康を自己管理する時代、病気に罹患したら誰しもがセカンドオピニオンをもたないといけない世紀である。漢方はまさに新時代の健康法であり、身近で素人も使いこなせる医学・薬学に他ならない。
症状のレベルによっては新型コロナウイルス=武漢ウイルスに対しても有効な処方も存在する。
病気の種類と症状に応じた現実対処の可能性についても、専門家・専門書の意見を取り入れて、「漢方論」として全体をまとめた一冊。
内容説明
漢方は日本の医学・薬学である!新薬アビガンも漢方研究から生まれた。漢方薬の歴史が明らかにする21世紀の日本の創薬力。
目次
序章
第1章 漢方薬の様々な力について
第2章 漢方は日本独自の薬学・医学である
第3章 日本漢方の奥深さ・多様性について
第4章 武漢ウイルスへの対処方法
第5章 日本漢方=伝統医学の根底にあるもの
著者等紹介
渡辺望[ワタナベノゾム]
1972年群馬県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
2
「漢方」というのは「漢字」同様、「漢」がつくから漢民族が作ったものというイメージがあるけど、実は「日本」のモノだそうな。歴史的な視座を加味しつつ、武漢ウイルスへの対処法など含めて、余り日本人の知らない漢方薬の過去現在未来を論じている。生物・薬学関連にはあまり関心がないというか、知識のない僕のような人間には「豚に真珠」のような本ではあるのだが、一読にあたいする本なり。漢方といえば、漢方医・仙頭正四郎先生の『漢方で治すこどものアトピー』 『漢方で免疫力をつける: ウイルス対策からウエルエイジングまで』も参照。2020/09/15