内容説明
アメリカの封印50年今、事実が鮮明に!!2011年刊行の元アメリカ大統領フーバーの衝撃の大著。
目次
座談会 “FREEDOM BETRAYED”をめぐって(誰が戦争を仕掛けたのか;過ったアメリカの政策;戦争を引き起こした狂気)
ウェデマイヤー将軍の回想―第二次大戦に勝者なし
いま明らかになった大東亜戦争の真相―「FREEDOM BETRAYED」の衝撃
日米戦争は狂人の欲望から―フーバー三一代大統領の証言
著者等紹介
藤井厳喜[フジイゲンキ]
1952年、東京都生まれ。国際政治学者。早稲田大学政経学部政治学科卒。クレアモント大学院政治学部(修士)を経て、ハーバード大学政治学部大学院助手、同大学国際問題研究所研究員。82年から近未来予測の「ケンブリッジ・フォーキャスト・レポート」発行
稲村公望[イナムラコウボウ]
1947年、奄美・徳之島の大島松原郵便局の宿直室で生まれる。中央大学大学院客員教授。フレッチャースクール博士。沖縄郵政管理事務所長、総務省政策統括官、日本郵政公社常務理事、日本郵便副会長を歴任
茂木弘道[モテキヒロミチ]
1941年、東京都生まれ。「史実を世界に発信する会」(代表・加瀬英明)事務局長。東京大学経済学部卒業。富士電機、国際羊毛事務局を経て、1990年、(株)世界出版を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
177
フーバー元大統領の回顧録が、書かれて47年後に出版された。本書はそれを解説する研究本。回顧録によればF・ルーズベルトは狂人であり、彼の欲望によって日米戦争は引き起こされたという。本書は対話形式で重複も多いが、その他ウェデマイヤー将軍の回顧録も参照されている。本書は回顧録にはないフーバーの失策や、その後ニクソンらが行ったその後のベトナム戦争処理の失策についても言及する。ルーズベルトは社会主義・共産主義にとことん甘く、彼らを喜ばす政策ばかり行った。 2020/11/05
姉勤
35
フーバー第31代米大統領の回顧録を元に、3人の論者の鼎談と各論を以って第二次大戦に至った過ちと、戦後世界の混乱をF.ルーズべルトに帰結し、彼を指嗾させたスターリンはじめ共産ロシアであり、アメリカの政府中枢が完全にコントロールされていたことを、19章の過ちを引き考察する。ルーズベルトを、”MADMAN(狂人)”と呼び、回避できた大戦と共産主義の蔓延による人類の不幸を指摘する。日本のみならず、戦後の各国が、その歪んだ史観や観念に未だ囚われ続けていること、払拭にはフーバー回顧録が広く読まれる事を提案する。2017/11/18
たぬきオヤジ
31
最近話題に上るフーバー大統領回顧録『裏切られた自由』の解説本。日本に対する経済的締め付けは厳しすぎ、日本と戦争になってしまうと、共和党どころか民主党の側近からも忠告されていたルーズベルト。真珠湾攻撃前、彼が失脚寸前だったことが解る。ルーズベルトの周辺には赤が多すぎた。何かと共産主義に便宜を図っていた。2020/12/02
くも
26
フーバー大統領の『裏切られた自由』解説本。民主党は平和主義、共和党は好戦的というのは事実でない。民主党のF・ルーズベルトは日米戦争を引き起こした張本人であり、共和党は反対していた。ルーズベルトは周囲の反対を押し切って日本経済制裁のレヴェルを上げていき、日本を追い込んでいった。人種差別主義者と言う点ではフーバーもルーズベルトも大して変わらなかったが、少なくともフーバーは有色人種の待遇改善に努めた。ルーズベルトの策略にまんまと嵌められたのは悔しいが事実であった。2020/11/10
おおとろ|内省的ストーリーテラー
20
☆☆☆☆☆ 第31代アメリカ大統領ハーバート・フーバーの『裏切られた自由』の要点を解説する本書。こちらを読んでから、大作『裏切られた自由』を読むことをおすすめします。9680円だけれども、読む価値あり❗2020/08/15