内容説明
海外へ出かける日本人旅行者の数、年間および1700万人。そのうち約500万人が利用するパッケージツアー。非日常空間への「夢」がつまった「商品」は、いかにして創られているのか。パッケージツアー企画の過程を、日本とベトナムの旅行会社におけるフィールドワークから描き出す。
目次
文化仲介者としての旅行会社という視点
第1部 “商品”生産の現場(旅行業界のしくみと競争環境;旅行商品造成業務;旅行商品造成業務における「現場の知識」;パンフレットの制作とイメージの編集 ほか)
第2部 “商品”が媒介する日本とベトナム(ベトナム行きパッケージツアー企画をめぐる諸環境;パッケージツアー「たっぷり遊べるハノイ5日間」ができるまで;ランドオペレーターの商品素材開発と観光地;「マーケティング」の帰結としての「エコツアー」 ほか)
著者等紹介
鈴木涼太郎[スズキリョウタロウ]
1975年生まれ。筑波大学第一学群人文学類卒業。株式会社日本交通公社勤務を経て、立教大学大学院観光学研究科博士課程後期課程修了、博士(観光学)。現在、相模女子大学学芸学部専任講師。観光研究、観光文化論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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