内容説明
豊富な資料・情報の分析から、現代中国の情況に実証的に迫る。驚異的発展と制度矛盾の現状、外資の幻滅…―中国は失敗国家か。
目次
序文 歴史の節目で―編・訳者の言葉
第1章 中国改革開放30年―その構造分析と展望
第2章 対外開放30年―中国における「外資神話」の幻滅
解説 構造矛盾の所在
附載論文 党・政府の地主化と官僚金融産業資本主義の確立
著者等紹介
何清漣[カセイレン]
1956年中国湖南省生まれ。女性。復旦大学修士。1998年『現代化的陥穽―中国当代経済社会問題』(邦訳『中国現代化の落とし穴―噴火口上の中国』2002年、草思社)を発表、中国近代化政策の政治的、経済的諸矛盾を批判、中国国内のみならず海外でも高い評価を受けた。同年日本を訪問した。しかし体制批判的言論により中国当局の監視下におかれ、2001年米国に移り、その後も精力的に研究、執筆活動を続けている
辻康吾[ツジコウゴ]
1934年東京生まれ。元毎日新聞北京支局長
小島麗逸[コジマレイイツ]
1934年長野県生まれ。大東文化大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。