内容説明
仏像や仏画、そして聖教などの寺院伝来の文化財は、それを伝えてきた人々の信仰や祈りを背景に、いまここに存在している。平安時代の創建より、いまに至るまで仏法を伝え、その文化財の伝承・保存に力を注ぐ醍醐寺。その信仰と歴史に焦点をあて、これからの文化財との共存のあり方を再考する。研究者・文化財保有者・行政機関ほか、文化財に親しむ者すべてに必読の書。
目次
祈りのかたち―醍醐寺の文化財(醍醐寺文化財の伝承・保存の心;文化財を護る心の育成;醍醐寺の文化財―聖教奥書の情報;醍醐寺文書から読み解く中世の社会;醍醐寺文化財統合システムの機能と課題)
祈りのこころ―醍醐寺の仏法と歴史(遍智院成賢の教説と聖教―聞書・口決・抄物;中世醍醐寺の修法と教相;南北朝の動乱と醍醐寺―主に報恩院隆舜を通して;三宝院門跡と「修験道之管領」;醍醐寺三宝院満済・義賢と南都)
パネルディスカッション 醍醐寺の歴史と文化財
著者等紹介
永村眞[ナガムラマコト]
日本女子大学文学部史学科教授。専門は日本中世仏教史・寺院史料論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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