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ラジオの技術・産業の百年史―大衆メディアの誕生と変遷

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  • サイズ A5判/ページ数 563p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585222958
  • NDC分類 547.76
  • Cコード C1020

出版社内容情報

長野県松本市にある日本ラジオ博物館には、1500点を越えるラジオが収められている。
膨大なコレクションの写真を掲載しつつ、ラジオの発明、放送技術の誕生、放送局の設立、世界各地での放送開始から、戦時下の国家による統制・管理の時代を経て、戦後の娯楽メディアとしての興隆、そしてテレビ、インターネットの影響によるラジオの変容まで、100年の歴史を追う。

【本書の特色】
①2020年は、日本でラジオ放送が開始されて95年となる。ラジオの発明、放送技術の誕生から現在までに至る歴史を俯瞰した書籍はこれまでになく、まさしくラジオの全歴史の知ることのできる一冊となっている。
②200点以上の図版を掲載することで、視覚でもラジオの変遷を見て取ることができる。

内容説明

長野県松本市にある日本ラジオ博物館には、1500点を越えるラジオが収められている。膨大なコレクションの写真を掲載しつつ、ラジオの発明、放送技術の誕生、放送局の設立、世界各地での放送開始から、戦時下の国家による統制・管理の時代を経て、戦後の娯楽メディアとしての興隆、そしてテレビ、インターネットの影響によるラジオの変容まで、100年の歴史を追う。

目次

第1部 ラジオの始まりから終戦まで―新たなメディアの登場から発展、そして戦時下へ 1920~1945(ラジオ放送の始まり;ラジオの交流化と普及―エリミネーターからミゼットへ 1928~35;ラジオの普及と戦争の時代―1933~39;戦時下のラジオ)
第2部 ラジオの戦後復興―どん底からの再出発、民放の始まりからラジオの黄金時代へ 1946~1954(焼け跡からの戦後復興―国民型受信機と全波受信機の時代 1946~48;占領の終わり、民放開局前夜―業界の淘汰とアマチュアの台頭 1949~50;民法開局と5球スーパーの流行―ラジオの黄金時代 1951~54;復興から成長へ―ST管からmT管へ)
第3部 高度成長期のラジオ―トランジスターが輸出の花形へ、テレビとの共存の時代 1955~1973(高度成長の始まり;真空管からトランジスターへ;若者文化とラジオ;高度成長の終わり)
第4部 石油ショック後のラジオ―安定成長からデフレへ、多メディアの中のラジオ 1973~現代、そして未来へ(BCLとラジカセ―1970年代のラジオ;ハイテクとデジタル―1980年代のラジオ;21世紀のラジオ)

著者等紹介

岡部匡伸[オカベタダノブ]
1964年生。1970年代後半よりラジオ、オーディオに興味を持ち、収集を始める。1986年アキュフェーズ株式会社入社、現職。同社勤務のかたわら、2007年よりネットミュージアム「日本ラジオ博物館」を主宰。館長。2012年、長野県松本市に展示施設を開設、公開し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

20
500ページ越えのラジオ100年史。私にはオーディオ雑誌である「無線と実験」は1924年創刊。最初のラジオブームで若者が競ってラジオを組み立てた時代を象徴する雑誌であった。玉音放送をラジオの観点で描かれていて興味深い。玉音放送のために老朽化した送信機をパワーアップしたら、電波干渉による受信障害が発生して天皇の声が聴き取れなったというエピソードにびっくり。戦後は深夜放送、BCL、ラジカセ、ウォークマン、CD、iPodなどブームの主役が入れ替わるなかで、ラジオがたどった栄枯盛衰の歴史が興味深く語られている。2021/05/29

壱倉

3
ラジオ受信機の発明期から現代に至るまで、日本のラジオ文化の変遷をまとめた本書。ラジオ放送といえば車の運転中に少し聴く程度…という極々ライト層の私には、非常に噛み応えのある一冊でした。特に昭和天皇の玉音放送について書かれた章は、視聴率や放送時の雑音問題等々、思いもしない視点で書かれており大変興味深いです。移り変わる時代の中で様々な役割を果たしてきたラジオ。日本のラジオ放送開始百周年記念は、今から2年後の2025年だそう。その頃には、ラジオを巡る文化はどのような形に発展しているのでしょうか。楽しみです。2023/03/12

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